ゆいたん、ソムリエ試験受けます。
きっかけは2月から始めたワインのお勉強。
いつも言ってる渋いマスターのところのワインバーで
半年かけてお勉強。
ぽ~~~っと聞いていたので、試験申し込んだものの
ボリュームの多さに毎日何回チ~ンってなることか。
しかしながらこれもきっかけなので挑戦することに。
6月中旬で一通りお勉強が終わって
さて、試験の申込はいつまで?ということで駆け込みですわ。
ソムリエ試験は一次試験が筆記で2回まで受けられるので
2回申し込む。
それが受かった人が二次試験のテイスティングへ。
そしてそれを合格したら三次試験の実技へ。
飲食業界に従事していない人はワインエキスパートになるため、
二次試験で終了。
合格すればぶどうの金バッチがもらえます。
ゆいたんの仕事は、いちおう飲食業界に関連性がないとも限らない為
今回は欲張ってソムリエにしてみたら、案外行けた。
だから受かったら三次試験までいけて、ソムリエになれるのだ。
しかしながら、ボリュームすごすぎ。
使っているテキスト、過去問対策ばっちりなんだけど、
重要なところだけ抜粋してありましてですね、
あますところなしなんだわ。
分厚さ2センチ。
これ、もしかして丸暗記レベルですか?
と美人の先生に聞くと(先生は勝手に美人だったのです)
無言で“こくっ”とうなづかれた。
ハイ。
それ以上何も言えず、ひたすらこれ覚えるのだと思うと
正直間に合わないのでは?と思う。
しかし、人には人のレベルがあるとはいえ、
2日間でマスターした人もいるぐらいだから
やれないことはない。
まだ賞味1か月以上あるのだから。
会場にいって、コンピューターで受けていく方式。
今日から申込み可能。
ゆいたん2回がんばってうけるで~
という意気込み。
10月のテイスティングは一次試験が受からないと先に進めない。
でも、指南書によると、一次試験受かってからでは遅いと。
ワインを意識して飲むようになったのはまだ1年もたっていない。
そんな私がたかだか20回やったぐらいではわかるはずもない。
つまり、今からやっておかねばならないのだ。
さっそく日程を合わせて、テイスティングできる日を数えたら
ちょうど今から10回程度しかない。
ぎゃふん。
その足で、ワインバーのテイスティングをお願いしに店に行きました。
覚悟を決めて一括払い。
後には引けない。
ワインの勉強を始めるとき、
資格をとるなんてこと、いっさい考えてなかった。
でもイロハのイがわかるかな・・・
とおっしゃっていたので、ソムリエなんて程遠い軽い講座だと思っていたら
ばっちり試験対策だったってハナシ。
そして、ソムリエの資格を取ったとしてもそれはやはりイロハのイの部分を知るだけなのだ。
運転免許と同じ。
免許を持っても運転しないと、なかなかうまくならない。
つまり、ソムリエを取ったからといっていっぱしのワイン通にはなっていないのだ。
そこからどれだけ経験を積むかという事。
しかしながら、この情報量よ。
とっても多いです。
20代の吸収率のよい脳みそがほしいっす。
といってもやるしかないので、やることに。
お店にいけば、ま、ちょっと一杯飲んでいきます~♪
みたいになって、おつまみも・・・
ってなって、んじゃ、もう一杯・・・からの
チーズ三種盛り。
おまけに今日はお客様が私以外にいなくて
マスターといろんな話をすることができた。
ワインを始めたころ、座学の美人の先生に
「あなたにとってワインとは?」をテーマに
考えてみてください。
と言われたことがあった。
それを思い出して、マスターに聞いてみた。
「マスターにとってワインとは?」
しばらく考えたのち、「パートナーかな・・・」と。
ほぅ。かっちょいい~~~しぶい~~~っ!!
「ワインと対話ができるようになるんですよね・・・」と。
ワインと対話?
「どこから来たの?」とか「長く生きてきたね?」とか・・・
言い換えれば、香りと味で、何年ものの、どこの産の、何よ?
ってハナシなんだけど、それをワインを傾けながら
対話をしているマスターを想像したね。
「神の雫」ってマンガがあったのだけれど、
私好きで、読んでたの。
あんな情景は思いつかないけれど、でもマスターが言っていることはそれに近い。
ソムリエに挑戦するということは、受かっても受からなくても
ワインに一歩近づけるってことですよ。
なんだか、この空間でこんな話ができるマスターを素敵だと思いました。
心の底から尊敬の念が生まれました。
これは、この店にお客様が付くはず。
そして誰もがこのマスターに惚れるだろうな・・・って。
今日飲んだワインは2009年もの。
私がいつもティスティングでなかなか当てられないピノノワールでした。
香りは独特の酸味を感じるけれど、
飲んだら、2016年にはないまろやかな丸みがあって
なんだか、今日の私をあたたかく見守ってくれているようでした。
いつか、みんなでマスターと「フランスワイン旅行」に行ってみたい。
そう思った良きひとときでした。
ワインは、上品で奥深くミステリアス。
多くは語らないけれど、語り掛けてくれるそんな世界。
セクシー過ぎず、優しくて、でも大人なワインでした。